耳鼻咽喉科

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お子さまからお年寄りまで耳・鼻・のど・顔面・頸部に関する気になる症状のある方はお気軽にご相談ください。

◆耳鼻咽喉科

小児耳鼻咽喉科

小さなお子さまは、大人と違ってのどが狭く、また扁桃腺やアデノイドというリンパ組織も大きいため、かぜをひいて鼻汁が多く鼻呼吸ができなくなると、呼吸困難になりやすく、夜間睡眠中に無呼吸になることがあります。夜間の睡眠が十分とれないと、イライラしたり、落ちつきがなく、キレやすい、学業不振などの精神症状をひきおこしたりもします。
また滲出性中耳炎では、痛みが無いので、気づかれにくく、「ボーとしている」「返事をしない」、「声が大きい」などで気づかれたり、健診で指摘されみつかることがあります。適切な治療をすれば、お子さまの症状は改善されます。気になる症状がありましたら、ぜひご相談ください。

◆このような症状の方はご相談ください

耳の症状

  • 耳が痛い・かゆい
  • 耳から膿や血が出る
  • 耳あかがたまっている
  • 聞こえにくい
  • 耳がつまる
  • 耳鳴りがする
  • 音が響いてきこえる
  • めまいがする
  • 補聴器の相談

鼻の症状

  • 鼻がつまる
  • 鼻水
  • くしゃみ
  • においがしない
  • 悪臭がする
  • 鼻血が出る
  • 鼻に異物をいれた

のどの症状

  • 口やのどが痛い
  • のどの違和感
  • 飲み込みにくい
  • のどが渇く
  • 食べ物がしみる
  • 味がしない
  • 痰に血が混じる
  • 声がかすれる
  • 魚の骨がささった
  • できものがある
  • 睡眠時無呼吸

顔面・頸部

  • 顔が動かない
  • 顔が腫れている
  • 首が腫れている

主な疾患

突発性難聴

突然に耳が聞こえなくなります。めまいを伴うこともあり、重症の場合は入院治療が必要です。原因は不明です。多くは疲労やストレス、睡眠不足などが発症の誘因となり、何らかの循環障害の影響が指摘されています。早期の治療開始(可能なら1週間以内)が必要です。循環改善剤やビタミン剤、ステロイドなどの治療を行います。

めまい

めまいの原因の5割以上は、良性発作性頭位めまい症などの耳からのめまいといわれています。ご高齢の方は、脳血管障害などのリスクを念頭に、疑われればすぐに救急病院へ搬送が必要です。めまいの多くは疲れやストレス、不眠、気候の変化、体調不良などが誘因となって発症するため、お一人おひとりの状況に合わせた治療が必要です。めまいの体操(リハビリ)により症状が改善するめまいもあります。

■良性発作性頭位めまい症
起き上がる時、臥位になる時、寝返りをうった時などに誘発されるめまいです。静止していると症状は軽減しますが、動くと誘発されます。めまいの全原因の半分以上を占めます。内耳の三半規管の耳石が原因とされています。治療には、めまいの体操(リハビリ)が有効です。

■メニエール病
典型的なものでは回転性めまいと難聴や耳閉感、耳鳴りを反復します。
耳閉感や耳鳴りのみが反復するタイプもあります。聴力検査では低音部の難聴を認めます。疲労やストレス、睡眠不足などが誘因となり反復します。治療は循環改善剤やビタミン剤、利尿剤の投薬治療を行います。日頃からストレスをためず、適度な休息や、気分転換をすることが大切です。

■前庭神経炎
突然に激しい回転性めまいが1〜2週間続き、吐き気や嘔吐伴います。風邪などのウイルス感染が原因ともいわれており、前庭神経に炎症が起こり、機能が低下することによりバランスがくずれてめまいが生じます。症状の強い間は安静、投薬治療が必要です。症状回復に2〜3か月かかる場合があります。

中耳炎

■急性中耳炎
風邪をひいて、急に耳が痛くなったり、機嫌が悪くなったり、熱が出たり、耳だれが出ることもあります。鼓膜が赤くなり、ひどくなると中耳に炎症性の膿が貯留します。必要に応じて適切な抗生剤による治療を行います。

■反復性中耳炎
耳の痛みや発熱を伴い、鼓膜の発赤や中耳に膿性の貯留液がたまる状態が反復します。
保育園児の増加、抗生剤の不適切な使用により抗生剤に耐性を持った菌による中耳炎が増えています。
きちんと検査を行い、その細菌にあった適切な抗生物質を、適切な量で使用することが重要です。
改善が困難な場合は鼓膜切開や鼓膜チューブ留置術を行います。

■滲出性中耳炎
中耳に浸出液が貯留し、痛みが無いため、気づかれないこともあります。年長児では聞こえずらい、耳が詰まる感じを訴えますが、返事をしない、声が大きい、聞き返しが多いなどで気づかれることもあります。健診などで指摘されることもあります。治療としては、主に誘引となっている鼻の治療が優先され、次に中耳の浸出液を抜く治療、改善がなければ鼓膜切開または鼓膜チューブ留置術、アデノイド肥大が原因の人はアデノイド切除術を行います。

■慢性中耳炎
鼓膜に穴があいていたり、耳だれが常に出て止まらない状態です。
聞こえがわるくなることがあり、手術的治療が必要な場合もあります。

■急性外耳炎・慢性外耳炎
多くは耳掃除などの刺激で外耳道に傷がつき、そこに細菌などの感染がおこり生じます。耳のかゆみ、疼痛、耳だれや、耳閉感、難聴がおこります。投薬及び耳処置のため通院治療が必要です。

耳管狭窄症・耳管開放症

鼻の奥から耳に通じる耳管の通りの悪い状態です。耳閉感や軽い難聴、耳鳴りがおこります。
狭窄症は鼻をすする習慣のある人に多く、鼻症状のある人は鼻の治療、耳管通気治療を行います。開放症は、ダイエットや入院、ストレスなどによる急な体重減少に伴って発症することが多く、症状がひどい人は治療が必要です。

アレルギー性鼻炎(花粉症)

鼻粘膜がアレルゲン(抗原)に感作し、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を起こします。アレルゲンは血液検査で調べます。毎年花粉症がひどい人は、花粉飛散一週間前の症状出現前からの抗アレルギー剤の内服が有効です。症状のひどい人には花粉飛散終了後から次回の花粉シーズンに向けてアレルギー舌下療法がお勧めです。

アレルゲン

急性副鼻腔炎

風邪をひいた時、膿性の鼻汁が副鼻腔にたまり、頭痛、眼や歯の痛みをおこすこともあります。レントゲンで診断できます。有効な抗生物質の他、鼻処置やネブライザー、鼻洗浄による治療が必要です。

慢性副鼻腔炎

粘調鼻汁、鼻汁がのどにまわる症状が持続します。鼻の中にポリープが出来たり、鼻づまりが改善せず、嗅覚障害を伴うことがあります。治療としては鼻処置やネブライザー、鼻洗浄に加え、マクロライド療法や手術的治療が必要な場合があります。

急性扁桃炎・慢性扁桃炎

扁桃腺の細菌感染で、咽頭痛や発熱をおこします。年4回以上反復する場合や、慢性的に菌が潜伏し(病巣感染)皮膚や腎臓、骨や関節など他臓器にも影響を及ぼす場合は摘出術が必要です。

扁桃周囲炎・扁桃周囲膿瘍

急性扁桃炎が悪化し、周囲まで炎症が広がった状態です。開口困難、会話困難、嚥下や摂食が困難で、急速に呼吸困難に陥る可能性があります。切開排膿や抗生物質の点滴に加え、入院治療が必要となることがあります。

上咽頭炎

鼻の奥でのどの天井部分を上咽頭(アデノイド)といいます。豊富なリンパ組織であって免疫応答に関与し、風邪などの際の第一関門となります。細菌やウイルス感染、鼻汁、疲労、ストレス、寒暖差、自律神経などの影響をうけやすく、慢性の咽頭痛、のどの違和感、後鼻漏、頭重感、鼻閉、肩こり、だるさなどの原因となります。慢性の上咽頭炎に対しBスポット療法(上咽頭に1%塩化亜鉛を塗布)が有効とされており、当院でも行っております。

声帯結節・声帯ポリープ

声帯に「タコ」や「血豆」のような物ができ声がれになります。声を使う仕事をされている方に多く、声の乱用、激しい咳などが原因でおこります。声の安静と投薬治療を行います。症状がひどい場合や、改善が見られない場合は手術的治療が必要な場合があります。

喉頭がん

喫煙との関連が強く、男性に多いとされています。声がれがあり、1か月以上改善しない場合は早めの受診をお勧めします。早期に発見されれば放射線治療や喉頭部分切除で治療ができ声帯を温存できます。診断治療のため専門医療機関に紹介します。

顔面神経麻痺(末梢性)

突然、顔半分が動かない、味がしない、耳痛などで発症します。顔や耳に発疹があり、ヘルペスが原因の場合もあります。この場合、他の神経麻痺を併発して難聴や声がれを伴うこともあります。疲れやストレスが誘因となって発症します。発症5〜7日で症状の急速な悪化が予想されるため、早期の治療が必要です。症状評価、検査、投薬治療、リハビリを行います。症状が重い場合は入院治療やMRIによる検査、手術が必要です。

急性耳下腺炎・反復性耳下腺炎

急に耳下部が腫脹し圧痛や咀嚼時の痛みを伴います。一側または両側の場合があります。ウイルス感染が原因の流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)では難聴などの合併症が併発した場合、回復困難となるため、予防接種をしておくことが大切です。また、小児期には耳下腺管が未熟なため、耳下腺炎が反復することがあります。おたふくかぜとの鑑別には血液検査で抗体価を調べます。

睡眠時無呼吸症候群(閉塞性)

夜間睡眠中に5秒以上呼吸が止まり、繰り返す場合、体に十分に酸素が行き渡らず、内臓ひいては心臓に負担がかかり、突然死の原因になるとされています。成人の方は、肥満や、高血圧を伴っていることが多く、検査が必要な場合には適切な医療機関をご紹介させていただきます。

小児の場合はのどが構造的に狭くなっている上に、扁桃腺やアデノイドが大きい事や、鼻汁や鼻閉が原因で睡眠時無呼吸になる事があります。手術を含めた適切な治療によって改善します。症状のあるお子さまはご相談ください。

◆耳鼻咽喉科 検査案内

鼻咽腔ファイバースコープ

細いファイバースコープを鼻腔から挿入するので、苦痛が少なく、鼻から、のどの奥、声帯まで診察が可能です。

聴力検査機器

純音聴力検査、ことばのききとり検査(語音聴力検査)、テインパノグラム、DPOAE(耳音響放射)などがあります。

検査室のスペースが広く、お子さまも保護者といっしょに安心して検査ができます。車椅子の方も車椅子のまま検査できます。補聴器のための検査や、乳幼児難聴の精密検査も行っています。

フレンツエル赤外線眼鏡

眼振を検出し、めまいの診断を行います。

重心動揺計

体のバランスを調べ、中枢性・抹消性めまいの判別を行います。

レントゲン

副鼻腔炎、アデノイド肥大、鼻骨骨折、異物誤飲などの診断ができます。

◆補聴器

当院の院長は日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医です。

最近聞こえが悪く、補聴器を考えているが、恥ずかしい。家族や周囲に勧められたが、日常生活に支障なく困っていない。全く会話が成立しない。などいろいろなケースがあります。診察の結果、耳の治療により聞こえがよくなることもありますので、直接、補聴器店に行かず、まずは受診してください。検査により、補聴器の効果がどれくらい期待できそうか、人によっては、まだ必要がない方もおられますので、お一人おひとりに合った指導をいたします。

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